恐い話し  第7弾 (その2)

今回は、第4弾で取り上げた経時変化のことをいろいろと書いてみた・・・
様々な経時変化が、社会問題を沸き起こす、
そんな恐い話しは意外と多い。
様々なところで、それは、起こっている。(その2)
                      次回は第8弾


第五弾では、上水道(つまり水道水)について、書いて見たが、まだ未知の領域での、疑問であった。
しかし、しかしアスベスト問題はどうだろう?
ご存知の方も多いと思うが、知らない人もいると思うので、簡単に説明する。
アスベスト(石綿)は、細かい繊維質の素材で安価で加工性が優れる断熱材である。
したがって、今から30年〜40年前は、建材から作業用の断熱手袋まで、広範囲に使用された。
とくに、当時の建物には吹き付け加工され、作業性の高い工法として主流になっていた。
学校や公共の建物も例外ではない。
ところが、時を経るとアスベストは人体に有害とわかった。
アスベストの粉塵に曝露(さらされる)されると、肺に吸い込み、癌を発症させる。
中皮腫」と言う腫瘍性の癌で、今のところ治療方法はなく、みすみす尊い命を失っている。
この病気の厄介なことは、肺に吸い込んで三十年〜四十年しないと、発症に至らないことだ。
そして、日本の建物のいたるところに吹き付けられ、恒常的に降り注いでいたため、工事関係者でなくとも、「そこに居た人にはすべからく危険である」という点である。
しかも、長い潜伏期間があり、誰が被害者となるか、予測できない。
ヨーロッパは、いち早く前面禁止になったが、日本は、最近ようやく一部の物を残し、ほぼ禁止となった。
しかし、過去の建物は今「取り壊し時期」に来ていると言う。
工事をしたら、また舞い上がり広がる。
監視は、誰がやるのだろう?
あなたは、現場の傍のビルで仕事をしているかもしれない。
また、若いあなたがたも、毎日通学や通勤、買い物で通りすぎるかもしれない。
そして、今から三十年後、四十年後に原因不明で発症するかもしれない。
それが、「自分では無い」と言う保障は、だれにもない。

スギ花粉の問題も、長期にわたり「呼吸器系」に大量に入り続けて、遠い将来に花粉症以外の問題が発生しなければ良いのだが。


HP名は、「冗談の部屋」
 自作小説の案内 その他(日記・コラム)
*アドレス
 http://mypage.odn.ne.jp/home/jiyoudan
    是非覗いてください。