恐い話し 第九弾 

全国 の地方自治体で、いかにもありそうな恐い話し。

第九弾は・・・・・・これも利権?        次は第十弾



私の町内会の婦人部の会合で、妻が噂話を聞いてきた。
近々町内に「数人の長者が誕生する」と言う噂である。

それから一ヵ月後、今度の選挙で再選を狙う現職の市長が、「挨拶に来る」と、町内の各部に動員がかかった。
町内で推薦するので、決起集会をすると言う。
婦人部の役員を受けていた妻は付き合いで出席した。
「意味が判った」と、妻が納得して帰ってきた。

市長は、町内から要望の出た「道の改修を実行する」と、誇らしげに挨拶した。
防災上の観点から、「田んぼ道を広くまっすぐにする。」と言う内要だった。
名目は防災上と、立派である。

それが、私が見ても、妻が見ても、その田んぼ道は現在「その田んぼの持ち主達しか」利用はしていない。
つまり、その全域にわたって家は無い辺鄙な場所にある。
もう少し東よりの細い道の方が、人口の密集は高く、生活道路としての利用実績は比べるべきも無い。
私も含め一般人が見る限り防災上も、遥かに重要と思える。
消防車も救急車も入ったらすれ違いが出来ない。
だが田んぼ道、そちらに相当の予算をつぎ込むというのだ。

両側の田んぼの主たちは、歴代の町内会長(自治会長)経験者か、親が経験者で、いずれなると目されている人たちで構成されている。
その人たちが、「長者に成る」と噂されるメンバーと聞いて、違和感を感じた。
今度の市長選再出馬の決起集会の世話人とは、重複している。
かたや、住宅街の細道の方は、町内上位役員とは無縁の新興住宅地と言っても4〜50年は経過している。
確証があるわけではないが、「疑惑は感じる」恐い話しである。


未来狂 冗談(ミラクルジョウダン)の名で
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