恐い話 第4弾

今日初めて「はてな」の日記を開設した。
まだ、テーマを何にするかも、決めかねているが、とりあえず、HPで評価があった「恐い話シリーズ」を、ここのメインに考えてみょうかとおもう。


恐い話 第4弾
は、超短編ミステリー小説
ほんの一部の人たちの間で、世界的に好評な恐い話シリーズです。

「夫婦愛殺人事件」

「警部、奥さんの話ですと、こちらのご主人は、朝八時頃に苦しみだしたそうです。」
「何、朝の八時、で、他に目撃者は?」
「それが、奥さんだけでして・・・」
「すると、現場にはずーと奥さんだけか?それで、夫婦仲は?」
「近所の聞き込みでは、すごく仲はよかったようで・・・」
「すると、奥さんには動機は無い。」

事情聴取によって、昨日の夫婦の行動が、明らかになった。
「私は、昨日はいつものように夕方の五時頃から夕飯を作って、主人の帰りをまっていました。」
「食事は、ご一緒でしたか?」
「いえ、主人の帰りが遅いので、先にすませました。」
「ご主人は、何時に帰宅されました。」
「それが・・お友達に捕まったとかで、今朝の一時頃でした。」
「それだ、その食事だ、間違いない。」
「えっ、それなら同じものをたべましたが。」
「そうですよ警部・・・」
「違う、この家の暖かさ・・・奥さん暖房よく効いてるね。」
「ええ、北海道の住宅はあたたかいですよ。」
「警部、犯人は・・」
「時間が、犯人だよ。」
「時間・・・ですか?なんか、ちっとも解らん。」
「経時変化(時と伴に変化する)と言うやっだよ。」
「あのー、刑事は私ですが。」
「刑事と違う、経時じゃ。つまり、安全な食事でも、病原細菌は付いておる。それが、暖かい所に長く置くと増殖する。ちょうど夜中の一時頃に、危険な細菌量に達していた。奥さんが無事で、旦那だけなくなったのは、そのせいだ。」
「でも、食中毒って、冬は無いはずでは・・」
「今は、家の中が暖かいから、年中ある。昔の常識は、つうじないのだ。」
「つまり、いつ帰宅してもすぐ食べれるようにした奥さんの愛情が、仇に・・・」
「奥さん、支度した食事、一部再加熱しなかったでしょう?」
「ええ、ステーキにつけた添え物のキャベツ、サラダ、そう言えば皿に載せたままでした。」
「それだ、仕出し弁当なども、日当たりの良い後部フロントに長く置くと、冬でも危ない。」
「よほどでないと、食べて七時間ほどで病原性細菌が体内で育ち、中毒症状になる。」

「事件は解決したが・・後味が悪い事件だった。」
「主婦は、いがいと知らない。」

 ご注意 あくまでも、小説で、衛生管理がテーマです。
夫の殺し方、完全犯罪の方法ではありませんので、実用は禁止です。

 HP名は、「冗談の部屋」
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    是非覗いてください。