恐い話し   第6弾の(P−4)

刑事ドラマではありませんが・・・
事件は現場で起きている(P−4)
は,解体現場の話し
          明日は、(P−3)
このシリーズは
ほんの一部の間で、世界的に好評な恐い話シリーズです。


ある年、富士の見えるある地方都市のメインストリートで、デパート跡のビル解体工事が始った。
裏側の建物はあらかた取り崩され、いよいよ表側が壊される段階に入った。
その最中に事故は起きた。
車をペシャンコにするほどの大きく重い外壁の塊がなんとメインストリート側に倒れ落ちたのだ。
運悪く、通行中の母子が乗った車に落ち、帰らぬ人となった。
工事は直ちに中止となり、当事者、責任者は逮捕された。
当然過失致死が問われるのだが、それは当たり前で、「別の角度から」何が起きたのか考えたい。

事故から約二年、工事関係者が逮捕された。
実質的に、「無届工事だった」と言う。
つまり、届出とその許可が下りる前に、工事を進めていたと言う。
これは勿論犯罪であるが、工事関係者だけのところで責任追及を止め、これを許す行政の有り方について、誰も言及しないのはおかしい。
つまり、役人は普段の作業で許可前に「現場を見てはいない」か、見切りの工事開始を「黙認」した疑いが有るがある。
これは、行政担当者の怠慢である。
単純な話し、危険を伴う大工事なら、認可前にかならず現場に行けば、許可前から見切り開始をして「人命を失うこと」は、無かったかもしれない。
「どうせ、見に来ない」との風潮は、誰が育てたのか?
書類が整っていれば、現場確認もしないで、OKにする、長年のやり方は、ここにもあった。

その後現場跡に、「たたずむ母子の姿を見かけた」と言う噂もある。


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    是非覗いてください。